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金剛座寺佐那文庫 佐那文化研究 |
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相可 大和屋 |
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大和屋は、江戸時代、現多気町相可に居を構え、江戸に伊勢・松阪商人の雄として名を轟かせた豪商です。江戸本石町四丁目に出店し、為替を中心に大名貸しで莫大な御用金を調達しました。そして明治新政府にも御用達をしましたが、明治維新の荒波の中でほとんどの御用金を回収できず、倒産する悲運に見舞われた歴史を持ちます。 大和屋当主は神仏崇拝の念が強く、多くの社寺に寄進をしています。金剛座寺も多気町の調査で、放生亀と宝篋印塔の奉納が確認されています。しかし新たに住職の調査で本堂の寄進もされていることがわかりました。五代広明の寄進であると過去帳に記されております。大和屋は金剛座寺復興の大檀越であるといえるでしょう。文献からはまだ調べられていませんが、客殿や鐘楼なども可能性としては十分考えられます。 さらに新たな関係も見えてきました。金剛座寺境内の植栽は当時としては珍しい草木が多数あります。大和屋十一代広休は、本草学者としての活躍も有名で敷地内に植物園を作った方でもありました。現在その地の遺木3種が多気町の文化財に指定されています。2千種あった植物園は不運にもなくなってしまいましたが、金剛座寺にはその一部が継承されている可能性があります。 このサイトは大和屋の調査研究を通して金剛座寺の歴史を調べ、大和屋の徳行を讃えて後世に伝えることを目的とします。 |
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※多気町HP(http://www.town.taki.mie.jp/old_takiHP/sansaku/bunka3.html) |
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○本堂 |
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本堂は中興祖良珠住職よって万治年中(1658)に建立されました。過去帳五日の覧に「本悟宗源居士 當寺本堂再興大檀那之 享保十三年申二月」とあり、本堂が大和屋五代目広明の寄進とわかりました。 |
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○放生泉之碑 |
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亀趺上にある碑です。現在は防火槽になっている施設の元プール跡の前にありますが、もとは放生池があり、池の奥側にあったようです。五代良雄住職時代の宝暦十三(1763)に建立。 碑文には施主に西村氏三人の姓が見えますが、名前が欠けて不読です。 |
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○宝篋印塔 |
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放生泉之碑と同じく良雄の代、明和四年(1767)に建立されております。 願主は西邑加妙亀治広徳とあります。 |
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○過去帳 |
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過去帳に供養されている大和屋当主は以下の通り 五日:五代広明(本堂寄進) 即至惠空尼 明和八年十月 西村氏 二十一日:六代広良 三代広信(日が多気町史では三日) 二十三日:七代広常 二十七日:四代広長 ※八代以降の記載が見受けられません。金剛座寺との付き合いは五代から七代までなのかもしれません。(三代、四代は五代弘明の供養と考えられます) |
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○植栽 |
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広休の植物園の代よりも前の植栽もあり、また過去帳に広休の戒名が供養されていないところから必ずしも広休のものとはいえません。ただし、本堂落慶に合わせて珍しい樹木を植えるためには大和屋経由の寄進があったと考えることができます。 |
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●境内地にある珍しい樹木 ・ホルトの木(2本) ・ナギの木 ・ニッコウヒバ ・ツツジ(白紋様入、八重) ・菩提樹 ・オカメザサ ・オキザリスローザ ・ツガ ・サンバチョウジ(文献にあるが現在不明) |
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○大和屋・西村家歴代 |
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初代 弥左衛門 広清 二代 久太夫 広次 三代 三郎右衛門 広信 四代 同 広長 五代 同 広明 六代 同 広良 七代 同 広常 八代 同 広延 九代 同 広利 十代 同 広寧 十一代 同 広休 『小品考』刊安政6須原屋茂兵衛 十二代 同 広益 十三代 次郎 十四代 武 十五代 広芳 |
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○資料: 『多気町史(通史)』 『本草学者 西村広休の研究』 松島博1969 |
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●劇団「しろつばき」第6回公演「蛍火幻影(けいかげんえい)」 〜相可・大和屋物語〜 日時:3月24日(土) 18:30開場、19:00開演 3月25日(日) 13:00開場、13:30開演 場所:多気町民文化会館(多気郡相可) あらすじ:江戸時代、全国に名を馳せた伊勢商人「大和屋」は、呉服商・紙問屋・為替方を営む豪商であった。その十一代目店主、西村廣林は本草学者としても有名で、信仰心の厚い彼が愛したものは草木と相可の地、そして人々。しかし、天下の豪商もいつしか時代の波に翻弄され、悲しい運命を迎える。その時廣林の心の内は・・・。時は流れて地元の人々は語り継いでいく。大和屋のこと、廣林のこと、そして彼の手によって植えられたフウ樹のことを・・・。 主催:劇団「しろつばき」、協賛:三重県文化団体連合会、後援:多気町、多気町教育委員会、中日新聞社、夕刊三重、) 入場料:前売券500円(当日券600円) チケット取扱所 多気町教育委員会 0598-38-1121 ほか (問合せ先 代表・北村久和 0598-37-2839 まで ) |
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