ガルーダ神

智晃上人より、1mもあるインドネシア刻のガルーダ神像をご奉納頂きました。金剛座寺の仏さまとしては、インドネシアそのもののガルーダ神は初めての仏像になります。

インド神話では、ガルダ。ヴィシュヌ神の乗る鳥神で、悪蛇を食べつくす力を持っているところから、人気の神の一つになっています。インドネシアではガルーダ航空の名前になるぐらいです。

そして仏教に入ってくると迦楼羅天という、仏教守護神二十八部衆の一人になります。身体は人間で顔が鳥になっている神像です。密教に入ると、霊験新たかな祈祷本尊として信仰されます。

ところでガルーダ像としては金剛座寺では初めてですが、祀っていないかというと、不動明王の仏像として姿を見ることができます。
不動明王の炎は迦樓羅炎といいます。迦樓羅鳥が炎を吐いているとされていますが、その鳥は炎の中に彫られています。それが迦樓羅鳥、つまりガルーダです。

オブジェとして飾ろうと思うので性根入れはしませんが、大きいのでお寺のどこに置こうか考え中です。合掌

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奈良・信貴山の毘沙門さまにお参りしてきました。

先日、用事で、奈良にある信貴山の毘沙門さまにお参りしてきました。正式には、朝護孫子寺というお寺で、仏法守護神である毘沙門天王の日本最大の聖地でもあります。
 
私は工業高校三年の時に、就職するつもりだった進路について、大学で法華経を勉強しなければならいという気持ちが抑えることができず、有名だった霊能行者さんに見てもらいました。すると行者さんは神様にうかがうと「大学に行きなさい。あなたは出家する運命がある。毘沙門天様が守護神で護っているから安心しなさい」といわれました。そこから毘沙門天様を拝むようになりました。予言通り出家することになり、毘沙門天様もより一層、拝むようになりました。師僧が京都毘沙門堂ご門主になってから、やはり毘沙門天様に護られているんだろうかと、不思議な縁を感じておりました。
 
ただ、いつか行きたいと思っていた信貴山には行けずじまいでした。それが今年になって、信貴山の末寺で松阪にある福信院様とのご縁があり、そのご縁で今月2回も信貴山にお参りすることができました。有難いことにお寺様のお計らいで、本堂の内陣まで特別にお参りをさせて頂きました。本当に素晴らしいお堂と仏像群で、関西の人々の信貴山信仰の深さを知りました。
 
毘沙門真言をお唱えしながら、世界平和と金剛座寺・檀信徒の復興・安穏、ご縁を頂いた松阪にある信貴山の末寺福信院の復興をお祈りさせて頂きました。高台にある本堂から拝む町並みは素晴らしい景色でした。
 
奈良と思うと遠いイメージでしたが、大阪よりのため車だと直ぐに行けました。正月や行事等の時は大変な混雑になるそうですが、普通の日に、是非お参りお勧めするお寺の一つです。合掌

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