先月閉館した相可坊で、家主の東医院先生から、使わないということで死蔵されていた漆器や陶器を頂きました。だいたい明治・大正から戦前戦後のもので、たぶん東家がお客様が来られた時に使われていた食器のようです。今後、お寺で精進料理をする時に利用していきたいと考えています。
○南京形染付生盛皿
南京の生盛皿です。
南京とはかぼちゃのことです。形がかぼちゃの切り口に似ていることから、このような陶器の形を南京と呼びます。刺身皿等に使うものです。
絵柄は「葦に雁」という秋皿。ここに黄色いタクアンでも置いてお出ししましょうか。合掌