『ブッダ』著者;手塚治虫 潮出版社
手塚先生の名漫画『ブッダ』の貴重な希望コミックス版で全14巻あります。その後さまざまなコミックスで出版されていますが、だいたい所有していますので、随時紹介していきます。この素晴らしいブッダの手塚漫画ですが、残念なのは創価学会の潮出版が版権を持っています。当時、無謀なプロダクション経営で金策に困っていた手塚先生をこの漫画で救ったのが創価学会でした。他の仏教団体を攻撃するため本来はお寺と仲が良くない創価学会ですが、手塚先生の肩書きを持つ『ブッダ』によってアニメ映画になり全仏連の推薦を取らせています。そこが創価学会の戦略の凄さ、怖いところでもあります。そのことが伝統仏教教団を屈服させた形にして、学会員の宣伝に使っていました。そういう意味でも創価学会の戦略は伝統仏教教団より一枚の二枚も上手でしょうか(笑)。
それはさておいて、手塚先生の創作での『ブッダ』は今までの伝記とは違うところがたくさんありますが、お釈迦さまの時代をイメージをするには大変に役に立つ漫画です。普通のお釈迦さまの伝記と会わせて読むと大変おもしろい作品です。
やはり仏教漫画では外せない第一の名著ですので最初に紹介しました。