金剛座寺は山寺で、長年、木々をほったらかしにしていたため、山門の上、鐘楼の上、そして客殿・庫裏の上に大木が枝を伸ばし、これが折れると真下の建物を破損してしまう恐れが出てきました。
特に客殿・庫裏の裏の15M以上ある巨木は枯れてしまい、庫裏裏の木はすでに、何回か枝が倒木し、昨年瓦と屋根を破損してしまい、どうしようも対応ができない状態でした。まず重機が入れません。木建物に覆いかぶさるように伸びてしまったため、知り合いに話すと林業関係の方にお願いしてワイヤーで竹林谷から引っ張るしかないかもという答えで、どう考えても人件費は作業代あわせて30万、50万は越えてしまうのではということでした。仕方がないのでまずは自分でできる可能性をさぐり去年から山肌を崩して横道を作りはじめ、なんとかユンボ・ダンプは通れる道を作りました。
万が一今年の台風で大枝が折れて今年の目玉である大和屋寄進の客殿が大破してしまうと困るため、とりあえずネットで伐採業者を探し、見積もりを取ってもらうことにしました。ネットの算定方法だと下手すると50万円も越えてしまうのではないかと冷や冷やしましたが、来られた業者が寺社などを多く受け持つ方で、私が作った道で十分クレーン車が通るのでクレーン伐採で20万円弱で見積もりを頂けました。これならなんとか頑張れば払えます。涙涙でした。
すごく信仰熱心な方で、本尊もきちんと拝まれ、がんばりますから住職さん、安心してくださいと、声をかけて頂けました。若干、施設の縁側を取らなければならないのと、立派に育てた庭木を伐採しなければならないのですが、このGW中にクレーンが入る道作りをして5月に伐採作業をしてもらいます。助かりました。
でも作業代が安くても20万円は私のお寺では大金です(泣)。なんとかしなければ(泣泣)
合掌