法華経の教え

天台宗の根本聖典である『法華経』は大乗経典の一つです。大乗経典とは、お釈迦さまの伝わる史実を集めようとした南方仏教経典と違い、お釈迦さまの史実を真意に基づいて解釈しなおしまとめられた経典です。今でいえば小説と同じです。お釈迦さまの入滅後500年頃に成立した経典といわれております。

内容の超要約は、

①お釈迦様の教えはすべての人々が成仏できる教えであること。
②お釈迦様の命は永遠であること。
③法華経の教えを広めて人々を救うこと。

にあります。

中国での法華経の翻訳は六つ翻訳され三つが現存する(六訳三存)しておりますが、特に鳩摩羅什が訳した『妙法蓮華経』が広まりました。

 

 

金剛座寺(天台菩提樹会)